真夏になると家の中が暑くなり蒸し風呂状態になってしまいます。特に熱気が侵入してくる70%は窓からと言われています。
反対に真冬になれば外から寒い冷気が入り家じゅうが凍り付いてしまいます。
対策としては、窓に熱気や冷気を遮るカーテンを取り付けるのがいちばん良いですね、我が家でも夏の日差しが暑い時期はカーテンを設置して暑さをしのいでいます。
ここでは、DIYでカーテンを自作してみたので作り方を紹介していきたいと思います。カーテンと言えば既製品を購入したりオーダーカーテンを注文したりしますが、コツさえわかれば比較的簡単に自作できてしまいます。
カーテン自作の手順ですが、5つの工程で仕上げていきます。
- カーテンの寸法を測る
- 生地の裁断
- 両端の仕上げ
- 芯地の縫い付け
- ヒダの作成
- 丈の仕上げ
カーテン自作に必要な道具
手作りカーテンに必要な道具ですが、「ミシン」「ハサミ」「待ち針」「アイロン」「メジャー」「カーテン用生地」「芯地」「アジャスターフック」「重し」は必需品になります。
- ミシン
- ハサミ
- 待ち針
- アイロン
- メジャー
- 糸
- カーテン用生地
- 芯地
- アジャスターフック
- 重し
基本的に針と糸があれば出来てしまいますが、手縫いで仕上げるわけにはいかないので、ミシンは必需品になりますね。
カーテンの縦横の寸法を測る
まず最初は、カーテンの縦横の寸法を図っていきます。縦の寸法はカン下(ランナーの穴)からレースカーテンの長さに1㎝足します。そこに上下の縫い代分の40㎝をプラスします。
横の寸法はレールの長さを図り1.05を掛けます、あまり短くするとカーテンが閉まらなくなるので少しゆとりを持たした方が良いですね。
- 縦 カン下からレースの寸法+1㎝+40㎝
- 横 左右のランナーの長さ×1.05
次に、ヒダの数を選択します。3つ山の2倍ヒダにするとカーテンに綺麗なウエーブが出来きてゴージャスな仕上がりになります。対して2つ山の1.5倍ヒダはヒダの数も少なくウェーブも控えめになります。
- 2つ山 1.5倍ヒダ
- 3つ山 2倍ヒダ
生地の裁断
生地の裁断ですが、基本的にカーテン生地の横幅は1.5mに設定されているので、そこから横幅に合わせて裁断していきます。横幅が1.5m以上ある場合は、生地をはぎ合わせる必要があります。
両端の仕上げ
生地の両端を2.5㎝の3つ折りにしていきますが、まずは2.5㎝の1つ折りにしてアイロンを当てます。
もう1回折り返して3つ折りにします。
折り目の先をミシンで縫っていきます。
左右両方行います。
芯地の縫い付け
続いて、カーテンのフックを掛ける部分の作成です。生地の頭に芯地を1.5㎝程重ね合わせて縫い合わせます。
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3つ折りにして、点線部分を縫い合わせます。
ここまでは比較的簡単に進みますね。
ヒダの作成
手作りカーテンの一番の難所、ヒダの制作です。カーテン生地に合わせたヒダの数を計算していきますが、素人には難しいですね。
1.5倍ヒダ
- ヒダの高さは2~2.5㎝
- ヒダのループ計は8~10㎝
- ヒダとヒダの間隔は12㎝
2倍ヒダ
- ヒダの高さは1.8~2.5㎝
- ヒダのループ計は9~12.5㎝
- ヒダとヒダの間隔は12㎝
今回は合計180㎝の両開きカーテンを作成します。片側の左右の生地幅が143㎝なので、試行錯誤した結果、下記の寸法で行うことになりました。おそらく出来上がり幅が1m弱になると思います。
- ヒダの高さは1.75㎝
- ヒダのループ計は7㎝
- ヒダとヒダの間隔は15.6㎝
生地の端から3㎝と10㎝のところに印を付けます。
印をつけたところを重ね合わせて、待ち針を打ちます。
待ち針で印を付けた所から15.6㎝と7㎝に印を付けます。
印を付けた個所を待ち針で止めていきます、今回はループが7個出来ました。
点線部分を縫い合わせます。
ループの完成です。
続いて、ループを2つに割ってヒダを作ります。まずは、ループを上から押さえつけてペチャンコにします。
ループを2つの山に分けます。
点線部分を2.3㎝縫い合わせます。
1.5倍ヒダの完成です、山の数が少ないので、2倍ヒダに比べて作成しやすかったです。
丈の仕上げ
最期の工程の丈の仕上げに入ります、最初にカーテン生地にアジャスターフックを取りつけます。
次に、実際にカーテンを吊るし丈の長さを図ります、目安としてレースの長さよりも1㎝から2㎝長めにしておけばOKです。
3つ折りにします。
左右のいばん下の部分に重しを入れます。重しは入れても入れなくても良いのですが、入れない場合は両端が丸まってしまいます。
点線部分を縫い合わせます。
以上で全工程の終了です。
カーテンを取りつけてみた
さっそくカーテンを取りつけてみました。少し丈が長い感じがしますが、日差しをバッチリ遮れました。
カーテンを開けた状態です。日差しが強いですね。
ちなみに、カーテンを取りつける前は簾をぶら下げていました(笑)。
最後に
今回は手作りカーテンに挑戦してみましたが、1日もあれば完成すると思います。丈はかなり長かったのですが、左右の幅が短かったので比較的簡単に作成できました。
カーテン自作の手順をおさらいしておきます。
- カーテンの寸法を測る
- 生地の裁断
- 両端の仕上げ
- 芯地の縫い付け
- ヒダの作成
- 丈の仕上げ
この中で最大の難関はヒダの作成ですが、ヒダを作るのが面倒くさい場合、ヒダなしカーテンを作れば良いですね。
なお、カーテン自作にかかった費用ですが、カーテン生地が1mあたり580円で、合計5.8m購入したので3,364円でした。芯地・アジャスターフック・重し・糸を合わせても4,000円以内で収まりました。
ちなみに、オーダーカーテンの場合、どれくらいの費用がかかるのか調べてみると、1枚当たり5,000円弱くらいですね。2枚で1万円なので、約半分の金額で作成できた事になります。